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【台北、北京時事】台湾最大野党・国民党の馬英九前総統は27日、中国・上海に到着した。先祖の墓参りや学生交流が主な目的で、4月7日まで中国に滞在する。中台関係が悪化する中、来年1月の総統選に向けて同党の対中融和路線を誇示する狙いが透ける。総統経験者の訪中は1949年の中台分断後初めてで、台湾統一をにらむ中国側の対応が注目される。
馬氏は総統在任中の2015年にシンガポールで、習近平国家主席と初の中台首脳会談を行った。今回、公表された日程に中国高官との面会は明記されていないが、習指導部メンバーと会う可能性も伝えられる。上海の空港では、中国側の台湾政策担当幹部らが出迎えた。馬氏の事務所によると、滞在先は南京、武漢、長沙、重慶、上海各市で、北京市は含まれない。
馬氏は出発前に空港で記者団に「両岸(中台)関係に関わり始めてから36年待ち、ようやく訪問の機会を得た」と感慨を込めた。その上で「若者の熱意ある活動を通じて両岸の雰囲気が改善し、できる限り早く平和が訪れることを願う」と述べた。
【時事通信社】
〔写真説明〕27日、中国・上海の空港に到着した台湾の馬英九前総統(中央)(馬英九前総統事務所提供・時事)
2023年03月27日 20時30分
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