ソニーG、営業益過去最高へ=関税影響減、「鬼滅」効果も―26年3月期



ソニーグループ(G)は11日、2026年3月期連結業績予想(国際会計基準)について、本業のもうけを示す営業利益を1兆4300億円(従来予想は1兆3300億円)、純利益を1兆500億円(同9700億円)に、それぞれ上方修正した。営業利益は過去最高を更新する見通しだ。

傘下のアニプレックスが製作に関わったアニメ映画「鬼滅の刃」の最新作が国内外でヒットしたほか、米高関税政策による影響額が700億円から500億円に縮小。円安効果もあり、売上高も12兆円(同11兆7000億円)に上方修正した。

「鬼滅の刃」を含む音楽事業は、売上高と営業利益がいずれも大きく上振れする。決算説明会で陶琳最高財務責任者(CFO)は「(鬼滅は)想定以上のパフォーマンスができた。海外での配給がうまくいったことが大きい」と説明した。

米関税による影響は、ゲーム事業で300億円、エレクトロニクス事業で200億円を見込む。一方、半導体事業については、顧客の動向を踏まえて当初想定の悪影響はないとみている。

〔写真説明〕ソニーグループ本社=東京都港区(AFP時事)

2025年11月11日 18時57分


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