米、スイスと貿易枠組み合意＝相互関税上限１５％
【ワシントン時事】米政府は１４日、スイスに対する相互関税を既存の税率と合わせ上限１５％とすることで合意したと発表した。スイスは、５年間で少なくとも２０００億ドル（約３０兆円）規模を米国に投資する。来年１～３月に交渉終結を目指す。
米国はスイスに３９％の相互関税を課しており、大幅な引き下げとなる。米政権が導入を検討している医薬品や半導体に対する分野別関税は、１５％を超えない水準とする。
スイスは米国の工業製品や水産物、一部農産物の関税をゼロとし、大幅に市場を開放する。米国産牛肉などに輸入枠を設定する。米政府は対スイスのモノの貿易赤字が２０２８年までに解消する見込みとしている。
2025年11月15日 06時19分
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