国の税収、83.7兆円=過去最高―来年度予算案



2026年度一般会計税収は、25年度当初予算比7.6%増の83兆7350億円を見込んだ。所得税の課税最低ライン「年収の壁」の大幅引き上げなどによる減収が見込まれるものの、物価上昇や好調な企業業績を背景に、7年連続で過去最高を更新する見通しだ。

所得税は11.7%増の25兆3250億円、法人税は7.5%増の20兆6960億円、消費税は7.1%増の26兆6880億円と見込んだ。想定通りなら、法人税と消費税は過去最高。

政府は26日、26年度税制改正大綱も閣議決定した。「年収の壁」を178万円へ引き上げることによる減収額は年6680億円と試算。一方、賃上げ促進税制の見直しで年6750億円の増収と想定し、全体で国税収入は差し引き年390億円増える。

防衛力強化のための法人、たばこ、所得の3税の増税による増収額は、年1兆3370億円と見込んだ。

2025年12月26日 14時33分

administration


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