賞与支給、夏に一本化へ=評価負担を軽減―大和ハウス会長



大和ハウス工業の芳井敬一会長は27日までにインタビューに応じ、夏と冬の年2回支給している社員への賞与について、2026年度から夏に一本化する考えを明らかにした。冬の賞与廃止後も年収の総額が変わらないよう配慮する。賞与支給額を決める際に管理職や人事部門が抱える評価負担の軽減を図る。

芳井氏は「20年前と比べて事業の期間が長くなっている」と説明。その一方で管理職や人事部門は短期間で社員評価を強いられており、支給回数を減らして「煩雑さを解消したい」と語った。ただ年収の総額については、「今までと変わらない。社員に不利益を与えないようにしたい」と述べた。

基本給については引き上げを進める。同社は25年度に正社員の年収を平均10%引き上げ、大卒初任給を25万円から35万円に増額した。芳井氏は26年度についても賃上げを行い、年収に占める基本給の割合を高めていく考えを示した。

〔写真説明〕インタビューに応じる大和ハウス工業の芳井敬一会長=12日、大阪市北区

2025年12月28日 07時09分


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