原油の安定供給に自信=東アジア「最も重要」―サウジアラムコ幹部



【ダーラン時事】サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコのアシュラフ・ガザウィ上級副社長は28日までに、東部ダーランの本社で時事通信などのインタビューに応じ、原油の安定供給に自信を見せた。日本を含む東アジア地域については「最も重要な市場だ」と強調。石油化学への投資拡大を検討していると明かした。

アラムコは世界最大の石油会社で、日本が輸入する原油の約4割を取り扱っている。ただ、2019年には同社の石油関連施設が何者かによるドローン攻撃を受けた。一時、同社の生産量が半減し、日本では原油の供給が途絶えるとの懸念も広がった。ガザウィ氏は「操業の強靱(きょうじん)性を追求してきた」と強調。問題が起きた際に迅速に対応できるよう、サプライチェーン(供給網)の現地化を進めてきたと説明した。

〔写真説明〕インタビューに応じるサウジアラムコのガザウィ上級副社長=17日、サウジアラビア・ダーラン

2025年12月28日 16時38分


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