
日銀が15日発表した2025年の国内企業物価指数(速報値、2020年平均=100)は、前年比3.2%上昇の126.7となり、4年連続で過去最高を更新した。コメ価格高騰に加え、原材料費などのコスト上昇分の価格転嫁も進み、伸び率は前年(2.4%)から拡大した。
企業物価指数は、企業間で取引されるモノの価格を示す。分野別では、コメ高騰で農林水産物が36.9%の大幅上昇。原材料費や資材価格の転嫁で飲食料品が4.5%のプラスだったほか、銅市況高で非鉄金属も8.8%上がった。政府による電力・ガス料金の負担軽減策縮小も寄与した。
一方、中国の景気減速や過剰生産を背景に市況が低迷した鉄鋼が5.4%下落。薬価改定や原油価格低下を受け化学製品が2.9%下落した。
海外から輸入するモノの価格を示す輸入物価指数は、円ベースで前年比4.3%下落。原油安で前年(2.7%上昇)からマイナスに転じた。
25年12月の国内企業物価指数は128.1と、前年同月比2.4%上昇した。58カ月連続のプラスだが、伸び率は前月(2.7%)から縮小。前月比では0.1%上昇にとどまった。日銀は、コメ高騰の影響が「はけてきている」と指摘した。
〔写真説明〕日銀本店=東京都中央区(EPA時事)
2026年01月15日 13時28分