
日本政府観光局が18日発表した1月の訪日外国人数(推計値)は、中国からの客数が前年同月比60.7%減の38万5300人に落ち込んだ。台湾問題を巡る中国政府の訪日自粛呼び掛けの影響が響き、減少幅は昨年12月の45.3%から一段と拡大。全体の訪日客数も2022年1月以来4年ぶりにマイナスへ転じた。
1月の訪日客数は4.9%減の359万7500人。米国、インドネシアなど17カ国・地域で同月として過去最高を更新したものの、中国の訪日自粛の影響が打撃となった。日本への渡航に慎重を期すよう呼び掛ける香港も17.9%減った。
観光庁の村田茂樹長官は18日の記者会見で、中国の春節(旧正月)期間中である足元の状況について「一部でキャンセルが出ているが、他国からの訪日客で補われている。前年並みか微増」との見方を示した。中国客の減少でダメージを受ける事業者への新たな支援に関しては「現時点で検討していない」と述べた。
1月の訪日客数を国・地域別で見ると、前月に続き韓国が最も多く、21.6%増の117万6000人。次いで台湾が17.0%増の69万4500人で、中国は3位。米国が13.8%増の20万7800人で続いた。
〔写真説明〕東京・浅草の浅草寺を訪れた外国人観光客ら=1月8日、東京都台東区(AFP時事)
2026年02月19日 12時34分