
電力大手10社で構成される電気事業連合会(電事連)は20日、新会長に関西電力の森望社長(63)を選任したと発表した。就任は同日付。前任の林欣吾会長(中部電力社長)は、中部電の浜岡原発(静岡県御前崎市)で発覚した地震想定を巡るデータ不正への対応に専念するとして1月に辞任し、空席となっていた。
任期は原則として1期2年。関電出身者が電事連会長に就任するのは、福井県高浜町の元助役から金品を受け取っていた問題の責任を取って、2019年10月に引責辞任した岩根茂樹社長(当時)以来、約6年4カ月ぶりとなる。
森氏は20日の就任記者会見の冒頭、中部電の不正について「原子力事業の根幹を揺るがしかねない極めて深刻なものだ」と陳謝。信頼回復へ業界として全力で取り組む考えを示した。今後の重要課題として電力の安定供給を挙げ、「既設原発の安定運転や再稼働、将来に向けた建て替えの検討を着実に進めていくことが重要だ」と強調した。
〔写真説明〕電気事業連合会(電事連)の新会長に就任した関西電力の森望社長=20日午後、東京都千代田区
2026年02月20日 18時13分