東京株、一時1600円超安=中東情勢で心理悪化、円も下落



19日午前の東京株式市場は、米主要株価指数が大幅安となった流れを引き継ぎ、売りが広がった。日経平均株価の下げ幅は一時1600円超まで拡大した。イラン情勢の悪化を背景とした原油相場の高騰から米国でインフレ懸念が台頭し、投資家心理が悪化した。午前の終値は前日比1363円46銭安の5万3875円94銭。

米イスラエルとイランによる中東のエネルギー施設に対する攻撃の応酬が続き、原油相場が上昇。米国でインフレ懸念が再燃しており、市場からは「イラン情勢が好転しない上、米国の利下げ期待という株高の前提が覆りつつあることが重しとなっている」(大手証券)との見方が出ている。

一方、東京外国為替市場の円相場は、1ドル=159円台後半に下落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見が、追加利下げに慎重と受け止められたことなどから、米長期金利が上昇。円売り・ドル買いが強まった。

片山さつき財務相が閣議後会見で「いかなる時も万全の対応を取る」などと円安をけん制すると、円はやや買い戻された。午前11時現在は159円64~67銭と前日比88銭の円安・ドル高。

〔写真説明〕日経平均株価、ドル円為替相場を示すモニター=19日午前、東京都中央区

2026年03月19日 15時43分


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