
鈴木憲和農林水産相は9日、抹茶ドリンクなどを扱うカフェ「マッチャモン」の東京都内の店舗を視察し、海外展開の動向や、中東情勢の緊迫化による茶生産への影響について、運営会社の幹部らと意見交換した。原料の確保に支障は出ていないものの、中東への出店を延期せざるを得ない状況という。
抹茶を含む緑茶の昨年の輸出額は721億円。農林水産物の輸出品の中では前年からの金額の伸びが最も大きく、けん引役として期待される。鈴木氏は「原料の輸出だけでなく、カフェを海外に展開していくことで抹茶本来の良さをきちんと伝えることができる」と述べ、期待感を示した。
茶の生産現場では、中東情勢の悪化に伴う燃料調達への不安が高まっている。特に一番茶や二番茶の生産が行われる4~6月に、茶葉収穫後の乾燥などの作業用に重油が多く必要となる。鈴木氏は、「十分な燃油が供給されている状況をしっかりとつくり出すことが大事だ」と語った。
〔写真説明〕抹茶ラテを手にしながら海外展開について意見交換する鈴木憲和農林水産相(右端)=9日午後、東京都台東区
2026年04月09日 19時16分