
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)が15日発表した全米12地区の連銀景況報告(ベージュブック)によると、8地区が経済活動について「わずかから緩やかなペース」で拡大したと報告した。3月公表の前回報告から判断が維持された形。前回の7地区から増えたものの、中東情勢の緊迫化は雇用や投資などに関する意思決定に不確実性をもたらす大きな要素だとの声が上がった。
物価の伸びに関しては、ほとんど適度な状態を保っていると分析した。ただ、米イスラエルとイランの紛争で原油相場が跳ね上がり、全地区でエネルギーコストが急伸。この結果、輸送費や石油化学製品の価格などが上がり、企業利益を圧迫している。複数の地区で、トランプ政権の高関税政策で鉄や銅などの価格が上昇したという。
〔写真説明〕米連邦準備制度理事会(FRB)のビル=ワシントン(AFP時事)
2026年04月16日 14時07分