東電会長にJICの横尾敬介社長=初の金融出身、資本提携に注力へ



東京電力ホールディングス(HD)が小林喜光会長(79)の後任に、官民ファンドである産業革新投資機構(JIC)の横尾敬介社長(74)を起用する方向で最終調整に入ったことが25日、分かった。5代連続で外部から会長を迎え、金融出身者では初となる。

小早川智明社長(62)は続投する見通し。6月にも開く定時株主総会の承認を経た上で就任する。東電HDは、2011年の福島第1原発事故の賠償や廃炉などに必要となる巨額の資金を捻出することが求められ、苦しい経営状況にある。経営再建に向けては外部資本の受け入れを含めた提携を模索しており、企業再編などに知見のある横尾氏を起用し、資本提携の早期実現を目指す。

21年に就任した小林会長の下で、経営再建の柱である柏崎刈羽原発6号機(新潟県)が今年1月に再稼働し、今月16日には営業運転に移行した。新たな経営再建計画「第5次総合特別事業計画」も1月に策定し、提携先の募集も始めた。ソフトバンクや国内外の投資ファンドが応募を決める中、データセンター需要の取り込みなどに必要な投資資金の確保を念頭に、東電HDの大規模な組織再編を含む提携戦略が今後の経営課題となる。

東電HDは24日、「現時点で人事について決まったことはなく、開示すべき事項が決定した場合は速やかに公表する」とのコメントを出した。

2026年04月25日 12時46分

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