ADB総会、中東緊迫へ対応策=3日開幕、重要鉱物調達も焦点に



【サマルカンド(ウズベキスタン)時事】アジア・太平洋など69カ国・地域が加盟するアジア開発銀行(ADB)の年次総会が3日から4日間の日程でウズベキスタン・サマルカンドで開かれる。日本からは片山さつき財務相が出席。一連の会議では中東情勢の緊迫を受けた地域経済の景気下押しへの対応策のほか、重要鉱物の調達網強化なども議論する見通し。

日本とフィリピンが共同議長を務める東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日本、中国、韓国)の財務相・中央銀行総裁会議も3日開く。氷見野良三日銀副総裁も出席する。アジア諸国は石油・ガス調達の中東依存度が高いため、代替先の確保などエネルギー安定供給の取り組みを議論。金融危機時などに外貨を融通し合う枠組み「チェンマイ・イニシアチブ」の利用促進なども議論するとみられる。

総会に合わせて、日本は、アジア各国のエネルギー・物資調達に対し、100億ドル(約1.6兆円)規模の金融支援を行う枠組みを改めて説明する見通しだ。

4日には日本と太平洋島しょ国との財務相会議を開く。中国が影響力を強める太平洋島しょ国との関係強化が狙いで、今年で3回目の開催。島しょ国では、国際的な資金決済業務を担う「コルレス銀行」の撤退が問題となっており、代替となる海外送金網の構築が議題となる。

2026年05月02日 20時38分

economy


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース