
【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は4日、中東情勢の悪化に伴う原油価格高騰が短期に収まる想定で試算した最新の世界経済見通しは「もはや有効なシナリオではない」と述べた。紛争長期化に伴い世界の成長率は既に下振れしており、さらなる急減速に懸念を示した。西部カリフォルニア州でのイベントで語った。
IMFは4月、2026年の世界の成長率について、二つのシナリオを提示。短期間で原油価格が落ち着けば3.1%、長期化して平均1バレル=100ドルで推移した場合は2.5%と予想していた。
ゲオルギエワ氏は紛争が年内にわたって続く可能性に触れ、「悪化シナリオは既に現実のものとなっている」と警戒感を示した。
〔写真説明〕4日、米西部カリフォルニア州で開かれたイベントで講演するIMFのゲオルギエワ専務理事(AFP時事)
2026年05月05日 08時52分