為替変動で「日米連携は強固」=片山氏らと相次ぎ会談―米財務長官



【ワシントン時事】ベセント米財務長官は12日、為替相場の過度な変動への対処で、日米両政府の連携は「引き続き強固だ」と強調した。片山さつき財務相との会談後、X(旧ツイッター)で表明した。急速な円安を受け日本政府・日銀が実施した円買い・ドル売り介入を容認したとみられる。

ベセント氏は高市早苗首相との会談後、記者団の取材に「日本の経済基盤は非常に強く強靱(きょうじん)性がある。為替にしっかりと反映されていく」との見通しを語った。今後も日本財務省との緊密な連絡を続けるとした。

首相との会談では、日本の金融政策について、特に要望はしなかったという。その上で、日銀の植田和男総裁が「日銀を金融政策の成功に導くと確信している」と強調。日本の長期金利上昇は、中東情勢に伴うインフレを市場が短期的なものと捉えた結果だとの認識を示した。

ベセント氏はXで、片山氏との会談について「日米の経済協力の強さを再確認でき、うれしく思う」と指摘した。会談では、中国による重要鉱物の輸出規制に対抗するため、安定供給に向けた連携について協議。外国資本による日本企業への投資を省庁横断的に審査する「対日外国投資委員会(日本版CFIUS)」での米国の協力について「前向きに議論した」という。

〔写真説明〕高市早苗首相との会談を終え、記者団の取材に応じるベセント米財務長官=12日午後、首相官邸

2026年05月12日 18時26分


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