
高市早苗首相は22日、首相官邸で日銀の植田和男総裁と会談した。両氏は中東情勢の悪化を受けた経済・物価、金融市場の動向などについて意見を交換。植田氏は会談後、記者団に「金融政策の考え方も説明した」と明らかにした。首相は日銀に対し、政府との連携を定めた共同声明を踏まえ、「適切な政策を実行してほしい」と求めたという。
首相と日銀総裁は定期的に会談している。官邸で会談するのは2月以来で、首相が就任してから3回目。金融市場では、日銀が来月の金融政策決定会合で利上げを決めるかどうかに注目が集まっている。植田氏は今回の会談について、利上げの時期といった「具体的な話は特にしなかった」と述べるにとどめた。
植田氏は「首相から政府の経済対策について、いろいろと話はあった」と言及。高市政権が進める物価高対策や成長投資などについて説明を受けたと明かした。その上で、「今後も十分な意思疎通を図っていきたい。その点でお互いに一致している」と語り、「さまざまな側面について有益な意見交換ができた」と強調した。
〔写真説明〕高市早苗首相との会談について記者団の取材に応じる日銀の植田和男総裁=22日午後、首相官邸
2026年05月22日 20時45分