
財務省が8日発表した4月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支は3兆9078億円の黒字だった。黒字は15カ月連続。企業が海外子会社から受け取る収益の増加や、貿易収支の黒字転化が寄与し、黒字幅は前年同月の2兆3700億円から拡大した。
輸出は前年同月比13.9%増の10兆1081億円、輸入は9.5%増の9兆7124億円。いずれも半導体等電子部品の取引が堅調だった。輸出入の差額である貿易収支は3957億円の黒字(前年同月は7億円の赤字)。中東情勢の悪化を受けて中東からの原油などの輸入額は大幅に減少したが、貿易収支全体への影響は限定的だった。
〔写真説明〕港に停泊するコンテナ船=5月19日、東京都内(EPA時事)
2026年06月08日 12時59分