米経済、原油高の打撃小さく=輸出国転換が奏功―ダラス連銀



【ワシントン時事】米イスラエルとイランの戦闘に伴う原油高騰が米経済に与える打撃は、過去の紛争よりも小さい―。ダラス連邦準備銀行は23日、エネルギー高が経済に及ぼす影響の分析結果を発表した。2000年代初頭の「シェール革命」で石油生産が大幅に拡大し、純輸出国に転換したことに加え、国内総生産(GDP)に占める石油支出の割合低下が奏功。供給混乱の影響を受けにくい構造になったと指摘した。

原油輸送の要衝ホルムズ海峡の封鎖で、世界の石油供給量は紛争開始前のピーク時から15%減少。ダラス連銀は直近24年のデータに基づき、供給減が米実質GDP成長率を0.3ポイント、米国を除いた世界の成長率を1.7ポイント、それぞれ押し下げると推計した。

また影響度合いを過去と比較するため、イラン・イラク戦争が勃発し、供給ショックに見舞われた1980年の石油輸入量なども基に試算。石油供給が15%減った状態が3カ月続いた場合、米国、米国を除いた世界の成長率はいずれも5.1ポイント下がるという。

〔写真説明〕米カリフォルニア州ロサンゼルスのガソリンスタンド=4月28日(AFP時事)

2026年06月24日 07時57分


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