
ニチレイで発生した不正アクセスによるシステム障害の影響が、外食や小売業界に拡大している。日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC、横浜市)は15日までに、臨時休業や営業時間短縮の可能性があると公表。イオンなどの小売りでも商品が欠品している。ニチレイの子会社ニチレイロジグループの取引先は約5000社に及ぶが、復旧の見通しは立っていない。
KFCは、鶏肉など食材の配送をニチレイロジグループに委託しており、在庫次第で店舗の臨時休業や営業時間短縮、一部商品の販売休止のおそれがある。モバイルオーダーや配達代行サービスは一時停止に追い込まれた。
回転ずしチェーン大手のくら寿司も15日、すしネタなどの配送で遅れや未着が起きていると発表した。関西の数十店舗で、カツオやフグなどの供給に不安が出ている。
影響は小売業界にも波及。イオンでは一部商品に欠品が出ており、調査を進めている。東北と関東で食品スーパーを展開するヨークベニマルでも弁当などで欠品している商品がある。
ニチレイは13日、不正アクセスを受けシステム障害が発生したと発表。ニチレイロジグループの冷蔵倉庫の入出庫業務や、ニチレイフーズの冷凍食品出荷に影響が出ている。
〔写真説明〕ニチレイ本社=東京都中央区
2026年07月15日 16時38分