本人確認、ICチップ移行を前倒し=大手行、免許証画像送信は不可に



大手金融機関で、オンラインでの銀行口座開設時の本人確認の方法を、運転免許証などの画像送信から、内蔵ICチップの読み取りへと移行する動きが広がっている。金融機関の本人確認を巡っては、不正な口座開設を防ぐため、来年4月から免許証の顔写真と本人を照合する方法が禁止される。しかし、不正アクセスによる情報流出が相次いでいることから、対応の前倒しを進めている。

みずほ銀行は19日から、スマートフォンなどを使った非対面での口座開設で、免許証などの撮影による本人確認を廃止し、マイナンバーカードなどのICチップの読み取りへ切り替えた。カーシェアリングサービス「タイムズカー」の不正アクセス被害で、保管されていた免許証画像が流出したことなどを踏まえた。来年4月適用の改正犯罪収益移転防止法の新たな施行規則を待たず、対応を急いだ。

大手行では、既に三井住友信託銀行が3月に免許証などの撮影による本人確認を廃止。三菱UFJ銀行も5月、ICチップ読み取りへ移行した。三井住友銀行も免許証撮影方式を廃止する方針。りそなホールディングスは傘下4行で「前倒しを含めて検討中」(広報担当)という。

金融庁は不正アクセス多発を受け、金融機関にサイバーセキュリティー対策の点検を要請。本人確認はICチップ読み取りへの早期移行を推奨している。

〔写真説明〕オンラインで銀行口座を開設する際の本人確認書類を説明する、みずほ銀行のホームページ=20日午後、東京都中央区

2026年10月21日 07時19分


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