旧村上ファンド系の投資会社シティインデックスイレブンス(東京)が21日、東証1部上場の工作機械メーカー、東芝機械に対するTOB(株式公開買い付け)に踏み切った。一方、東芝機械は他の既存株主に新株予約権を無償で割り当てる買収防衛策を発動する構えで、攻防は激しさを増している。
東芝機械の発行済み株式の12%超を保有する旧村上ファンド系3社は最大で259億円を投じて30%余りを追加取得し43%超への引き上げを目指す。東芝機械は買い付け行為の狙いを事前に説明する文書の提出を求めていたが、旧村上ファンド側が強行した格好だ。
2020年01月21日 18時34分
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