サハリン2へ出資継続要請=三菱商事社長に―西村経産相



西村康稔経済産業相は17日、経産省内で三菱商事の中西勝也社長と会談し、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」をめぐり、事業を引き継ぐロシアの新会社に引き続き出資するよう要請した。西村氏は会談後、記者団に対し「要請を受け止めていただけるものと思っている」との認識を示した。

サハリン2には三井物産が12.5%、三菱商事が10%それぞれ出資している。一方でロシア政府は、事業を引き継ぐ新会社を5日付で設立。三菱商事と三井物産が新会社の株式を取得するには、9月4日までにロシア政府に通知する必要がある。

経産省は既に、三井物産にも出資を継続するよう要請している。ロシア政府が認めれば両社は出資を継続できる。ただ、新たな出資には厳しい条件が課される可能性があるほか、認められない場合は新会社の株式がロシア企業に売却されることになる。

〔写真説明〕西村康稔経済産業相=10日夜、東京・霞が関

2022年08月17日 19時23分


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