【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)と世界銀行は18日、年次総会を10月9日から15日まで、モロッコ中部マラケシュで予定通り開催することを確認した。マラケシュは今月モロッコを襲った大地震の震源地から70キロほどしか離れていない。深刻な被災地の状況も伝えられているが、モロッコ側の意向を踏まえ、開催を決めた。
ゲオルギエワIMF専務理事、バンガ世銀総裁、モロッコのフェッタハラウィ経済・財政相は共同声明で「最も重要なのは、救助活動を邪魔することなく、被災者やモロッコ国民に敬意をもって開くことだ」と強調。年次総会が「国際社会がモロッコを支援する好機になる」と期待を示した。
〔写真説明〕世界銀行(左)と国際通貨基金(IMF)の本部ビル=2020年9月、米ワシントン(AFP時事)
2023年09月19日 09時09分