韓国の北朝鮮政策「変わらず」=拡声器撤去を否定―与正氏



【ソウル時事】北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長は14日の談話で、韓国で6月に発足した李在明政権の北朝鮮政策を巡り、「少しも変わっておらず、変わるはずもない」と批判した。李政権は、北朝鮮に強硬姿勢を取った尹錫悦前政権の方針を転換。南北の緊張緩和に向けた取り組みを進めるが、与正氏は「浅知恵だ」と切り捨て、対話に応じない態度を示した。朝鮮中央通信が伝えた。

与正氏は、北朝鮮側での拡声器撤去も否定した。韓国は今月、南北軍事境界線の近くにあった北朝鮮向け放送用の拡声器を撤去した。この後、韓国軍は北朝鮮でも同様の動きが確認されたと発表し、北朝鮮が呼応したとの見方が出ていたが、与正氏は「拡声器を撤去したことはなく、撤去する意向もない」と主張した。

14日付の有力紙・中央日報は、北朝鮮側にある40台以上の拡声器のうち、撤去されたのは1台のみだったと報じた。これに対し、韓国軍当局者は14日の記者会見で「(当時)把握した事実を説明した」と述べた。

18日に始まる朝鮮半島有事を想定した米韓合同軍事演習で、野外機動訓練の一部が延期されることについて、李政権が北朝鮮に配慮したという見方がある。しかし、与正氏は「評価されることではない」と一蹴。「演習を通じ韓国の敵対的な姿が確認されるだろう」と強調した。

〔写真説明〕北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長=2022年8月、平壌(AFP時事)

2025年08月14日 17時35分


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