中国・北京、花粉症対策に「新兵器」=樹木に散布、原因断つ



【北京時事】中国北京市の当局が、花粉症対策に本腰を入れている。原因となる花粉の飛散を元から断とうと、市内の樹木に新開発の薬剤を散布。中国でも花粉症の患者が急増しており、新たな課題として対処する構えだ。

北京では緑化のため公園や街路にヒノキ科の樹木が植えられており、この時期、花粉の飛散がピークを迎えている。中国メディアによると、市当局は、樹木への散水や雄花の切り落としといった従来の対策に加え、今年は新たに「花粉固定剤」を投入した。

北京の研究機関が開発したもので、水に混ぜて散布すると薬剤が膜のように雄花を包み飛散を抑える。環境への影響はないという。さらに、「花粉抑制剤」の噴霧も試験的に始めた。翌年以降の花粉の生成を減らす効果があるとされる。

中国では環境の変化を背景に、花粉症の症状を訴える人が年々増加。患者は2億人超いるといい、新たな疾患として認知され始めている。

〔写真説明〕ヒノキ科の樹木を手入れする公園作業員=19日、北京

2026年03月20日 19時02分


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