
【パリ時事】イタリアの有力政治家で、極右政党「北部同盟」(現・同盟)創設者のウンベルト・ボッシさんが19日、北部バレーゼの病院で死去した。84歳だった。地元メディアによると、体調を崩して18日に入院していた。
1941年、北部ミラノ近郊カッサーノマニャーゴ生まれ。若い頃は左翼運動に携わり、共産党に一時所属した。地域主義政治家との交流を経て、地元の自治拡大を要求する「ロンバルディア同盟」を84年に結成した。
91年には周辺の地域政党との連合体「北部同盟」に拡大。2012年に不正疑惑で辞任するまで書記長を務めた。この間、党トップとして移民排斥や反中央集権を唱え、南部に対する差別感情をあおって躍進した。
94~08年にかけ、3度の総選挙で中道右派連合の勝利に貢献。ベルルスコーニ氏(23年死去)を三たび首相の座に就かせた。01年に制度改革・地方分権相として入閣。08年からは改革・連邦制度担当相を務めた。
北部同盟は13年、現副首相のサルビーニ氏に引き継がれ、その後「同盟」に改称。メローニ連立政権の一翼を担っている。
〔写真説明〕イタリアの極右政党「北部同盟」(現・同盟)創設者のウンベルト・ボッシさん=2010年3月、北部ミラノ(AFP時事)
2026年03月20日 21時18分