トランプ氏、対イラン作戦「縮小検討」=米軍、中東に部隊追加派遣―インド洋の英領基地にミサイルか



【ワシントン、カイロ時事】トランプ米大統領は20日、対イラン軍事作戦について「目標達成に近づいており、縮小を検討している」と述べた。同時に、イランに事実上封鎖されている原油輸送の要衝ホルムズ海峡を巡り、「海峡を利用する国々によって、必要に応じて警備・監視されなければならない」と主張した。SNSに投稿した。

米イスラエルとイランの交戦は21日で3週間。周辺国を巻き込んだ戦闘は続いており、原油価格も高止まりしている。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、米軍が追加部隊を中東地域に派遣すると報じた。

トランプ氏はまた、ホルムズ海峡の安全確保のための艦船派遣に消極的だとして、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国を非難した。トランプ氏は19日の高市早苗首相との会談でも、海峡の安全確保のための「貢献」を求めており、改めて支援を要求した。

トランプ氏はこれまで、同盟国に艦船派遣を要求したり、撤回したりと発言が揺れている。20日のSNS投稿では、NATOの同盟国を「臆病者」とやゆした。一方、ホワイトハウスで記者団を前に対イラン作戦に関して「停戦はしたくない。相手を壊滅させている最中には当然だ」と語った。

WSJによると、米軍は西部カリフォルニア州を拠点とする強襲揚陸艦「ボクサー」など3隻と海兵隊約2500人を中東に向かわせている。トランプ氏は19日、追加部隊派遣を否定していた。

米イスラエルとイランの交戦は21日も継続。WSJは20日、イランがインド洋の英領ディエゴガルシア島にある米英の共同基地に向け中距離弾道ミサイル2発を発射したと伝えた。命中はしなかったという。

また、イスラエルのメディアによると、イランのミサイルを迎撃した際の破片が、エルサレム旧市街にあるユダヤ、イスラム両教の聖地から約400メートルの地点に落下した。

〔写真説明〕20日、ホワイトハウスで取材に応じるトランプ米大統領(AFP時事)

2026年03月21日 17時49分


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