ウクライナ外務省は2日、欧州にあるウクライナの大使館や領事館に血にまみれた小包が相次いで送り付けられたと明らかにした。小包には動物の目が入っていたといい、ウクライナのクレバ外相は「周到に計画されたテロと脅迫」と非難した。
小包はハンガリーやオランダ、ポーランドなどにあるウクライナの在外公館に届いた。このほか、駐バチカン大使の公邸入り口が破壊されたほか、在カザフスタンの大使館に爆弾を仕掛けたという脅迫があった。クレバ氏は脅しには屈しないとして、「ウクライナの勝利のために業務を続ける」と表明。各国に警備強化を要請した。
スペインの首都マドリードのウクライナ大使館では11月30日、手紙爆弾が爆発して職員が軽傷を負った。
〔写真説明〕ウクライナ外務省=キーウ(EPA時事)
2022年12月03日 06時18分