海保の無人航空機、運用停止に=全3機、機体損傷で



海上保安庁は26日、同庁が保有する米国製の無人航空機「シーガーディアン」計3機の運用を同日から停止したと明らかにした。このうち1機が23日、北九州空港に着陸時に機体を損傷する事故を起こしたためで、安全が確認されるまでの間、運用を取りやめるという。

無人航空機の運用は2022年度から始まり、北九州空港を拠点に3機体制で24時間、日本周辺海域の警戒に当たっていた。今年度中に2機増え、5機体制となる予定。

海保によると、23日午後6時半ごろ、空港に着陸した際に自走できず、プロペラと垂直尾翼の損傷が確認された。けが人はいなかった。

無人航空機の操縦と整備は外部に委託している。国土交通省は事故につながる恐れのある重大インシデントと認定し、運輸安全委員会が原因を調査している。

〔写真説明〕海上保安庁が入る中央合同庁舎3号館=東京都千代田区

2025年11月26日 21時12分


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