
東京都の折山敏夫元受刑者(82)は、殺人罪などで有罪が確定して20年間服役した後、無実を訴えて東京地裁に再審請求した。2021年の第3次請求から約4年後の昨年11月に初めて裁判所、検察、弁護団による三者協議が開かれたが、証拠がどこまで開示されるかも不透明で、「生きているうちの再審開始は無理だと思っている」と悲観する。
折山元受刑者は1980年に失踪した東京・田園調布の男性資産家を福岡市内で殺害したなどとする罪に問われた。再審請求審で、弁護団は三者協議の開催をたびたび求めてきた。
三者協議は期日の開催などに結び付き、早期の審理にもつながりやすい。だが、現在の法律では裁判所に義務付けられておらず、弁護団の小竹広子弁護士は「一度も開かれずに棄却されるケースも少なくない」と話す。
弁護団は証拠開示も求めており、今月16日に開かれる2回目の三者協議で、検察側が保有証拠について報告することになっているという。
〔写真説明〕無実を訴え、東京地裁に再審請求した折山敏夫元受刑者=2025年12月、東京都新宿区
2026年01月13日 07時09分