
受験生を狙った悪質な痴漢被害を防ぐため、警察当局は大学入学共通テストが行われる17、18日、全国で警察官約4600人を動員し、駅や車内の警戒を徹底する。赤間二郎国家公安委員長は15日の定例記者会見で「強力な態勢で取り締まりに当たる。受験生は安心して会場に向かい、努力の成果を発揮してほしい」と呼び掛けた。
警察庁によると、SNSなどでは「受験生は遅刻を恐れて被害を訴えない」などと犯行をあおるような書き込みが散見され、実際に被害も出ている。警察は共通テストに限らず、受験シーズンを通して取り締まりを強化。防犯アプリの利用なども呼び掛ける。
万が一被害に遭った場合でも、受験機会を確保するため、申告直後は必要最小限の確認にとどめ、試験終了後に詳しい事情聴取を行うといった柔軟な対応を実施。受験会場への連絡などの支援も行うという。
同庁担当者は「受験生の事情に最大限配慮して対応するので、決して泣き寝入りすることなく警察を頼ってほしい」と話している。
〔写真説明〕東武東上線池袋駅で、痴漢撲滅を呼び掛ける警視庁の警察官ら=13日、東京都豊島区
2026年01月15日 21時58分