安倍氏銃撃判決・識者談話



◇犯行の危険性を重視

元東京高裁部総括判事の藤井敏明・日本大法科大学院教授の話

周囲の群衆にも危害が及ぶような状況で手製銃を発射し、元首相を殺害したという犯行の重さと危険性を重視した判断。密室などではなく、人が大勢いる危険な場所で銃を撃っており、悪質性が高いと評価した。被告は事件当時40歳を超えており、不遇な生い立ちの影響が強いとは言えず、自身の意思に基づく犯行と捉えたのだろう。被告が控訴を希望するかは分からないが、控訴したとしても裁判員が加わった判決が覆る可能性は高くないだろう。

◇動機に議論の余地

園田寿・甲南大名誉教授(刑法)の話

判決は、群衆の中で発砲した危険性や安倍晋三元首相の命を奪った結果の重大性など、事件の客観面を重視したものと言える。検察側の主張を認めた判断だが、被告の生い立ちをもう少し考慮してもよかったのではないか。

判決では動機と犯行との間に「大きな飛躍がある」とされたが、安倍氏と教団のつながりにはまだ議論の余地があり、量刑判断が変わる可能性もある。

2026年01月22日 07時11分

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