将棋の加藤一二三九段が死去、86歳=元名人、愛称「ひふみん」



将棋棋士で元名人の加藤一二三(かとう・ひふみ)九段が22日午前3時15分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。86歳だった。福岡県出身。葬儀は28日午後1時30分から東京都千代田区麹町6の5の1のカトリック麹町聖イグナチオ教会で。喪主は長男順一(じゅんいち)さん。

加藤九段は1954年8月、当時最年少記録の14歳7カ月で四段に昇段し、史上初の中学生棋士となった。58年には、現在も最年少記録の18歳3カ月で順位戦最上位クラスのA級に昇級し、「神武以来(じんむこのかた)の天才」と呼ばれた。82年に42歳で名人のタイトルを獲得した。

76歳だった2016年12月、プロ入り間もない14歳の藤井聡太四段(当時)のデビュー戦で敗れ、62歳差の対戦が話題を集めた。17年6月に77歳で引退し、現役棋士の史上最高齢記録を残した。

タイトル獲得は8期。通算勝利数(1324勝)は歴代4位で、対局数(2505局)と敗戦数(1180敗)は史上最多。00年に紫綬褒章を受章、22年に文化功労者に選ばれた。

24年には、月刊誌での詰め将棋の連載が65年間続き、「同一雑誌におけるボードゲームパズル作者としての最長キャリア」としてギネス世界記録に認定された。

愛嬌(あいきょう)ある独特のキャラクターでメディア出演も多く、「ひふみん」の愛称で広く親しまれた。

〔写真説明〕加藤一二三さん

2026年01月22日 16時30分


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