
北海道旭川市の旭山動物園の焼却炉で妻の遺体を焼いたとして死体損壊容疑で逮捕された同園勤務の市職員鈴木達也容疑者(33)が3月末、車で園を訪れ、大きな荷物を運び込む様子が防犯カメラに映っていたことが1日、捜査関係者への取材で分かった。
同容疑者が妻由衣さん(33)の遺体を園の車に移し替え、焼却炉まで運んだ可能性があるという。
また、由衣さんのものとみられるスマートフォンが、閉園中の園内で見つかっていたことも判明。同容疑者は事件前、由衣さんに「残らないように燃やし尽くしてやる」と伝えたとみられるといい、道警は事件に至る詳しい経緯を調べている。
捜査関係者によると、同容疑者と由衣さんは2人暮らし。3月下旬から由衣さんと連絡が取れなくなったとして親族が4月23日、道警に行方不明を届け出た際に「燃やし尽くす」との内容を証言したという。
道警が同容疑者に任意で事情を聴いたところ、「焼却炉に妻の遺体を遺棄した」と説明。焼却炉の現場検証で、遺体の一部が見つかった。
旭川市内の鈴木容疑者宅の近くに住む男性は「おとなしい人」と印象を話す。「奥さんと一緒によく犬の散歩をしていて、仲がいい夫婦に見えた」と振り返った。
旭山動物園は1日、延期していた夏季営業を開始。大型連休を控え、多くの客でにぎわった。帰省に合わせて来園したという男性は「街のシンボルに暗いニュースがあって残念だ。動物園にはこれまで通り頑張ってほしい」と語った。
鈴木容疑者は3月31日ごろ、同園内に由衣さんの遺体を運び、焼却炉で燃やした疑いが持たれている。同容疑者は容疑を認めた上で由衣さんの殺害をほのめかしているという。
〔写真説明〕夏季営業初日の旭山動物園の開園を待つ客=1日午前、北海道旭川市
〔写真説明〕規制線が張られた鈴木達也容疑者の自宅=1日、北海道旭川市
〔写真説明〕鈴木達也
容疑者(旭山動物園の季刊誌より)
2026年05月01日 21時18分