
栃木県上三川町で起きた匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)の関与が疑われる強盗殺人事件に絡み、警察庁の楠芳伸長官は18日に開いた全国警察の生活安全・地域担当部長会議で、下見行為に職務質問を徹底するなど、住民の安全確保と犯行の未然防止に向けた対策を指示した。
警察庁は事件後、通達で、強盗や侵入盗の標的とされた住宅への警戒強化、緊急通報装置の貸与、関係警察の広域的な情報共有を指示している。楠長官は「不審な車両や人物を発見した場合は、ちゅうちょせず職務質問を実施し、刑事部門と連携して先制的な容疑者確保を図ってほしい」と訓示した。
昨年のトクリュウ検挙者のうち強盗の38%、詐欺の14%が少年だとし、「グループに関われば凶悪犯罪に加わることを断れない状況にされることを広く発信する必要がある」と強調。「非行集団がトクリュウやその人的供給源になっている」として離脱支援の推進も求めた。
〔写真説明〕全国生活安全・地域担当部長会議で訓示する楠芳伸・警察庁長官=18日午後、東京都千代田区
2026年05月18日 17時25分