兵庫2住宅、民家初の国宝に=国内現存最古級―文化審答申



文化審議会(日比野克彦会長)は22日、14世紀ごろに建築された国内現存最古の民家である箱木家住宅(神戸市)と、15世紀に築かれた旧古井家住宅(兵庫県姫路市)を、民家として初の国宝に指定するよう松本洋平文部科学相に答申した。

重要文化財には、氷川神社本殿(埼玉県川越市)や旧吉村順三別邸(長野県軽井沢町)など建造物6件の指定を求めた。現役最古の鉄造灯台の姫埼灯台(新潟県佐渡市)、日本人技術者が主導した国内最初の洋式灯台である禄剛埼灯台(石川県珠洲市)も盛り込んだ。

近く答申通り告示され、建造物の重要文化財は2611件(うち国宝235件)となる。

箱木家住宅と旧古井家住宅は、いずれも入り母屋造り、かやぶきの民家。箱木家は中世の土豪、古井家は名主と伝えられ、当時の生活を知る上で文化史的な意義が極めて深いとされた。

氷川神社本殿は、日本神話や源氏にまつわる物語などを題材とした彫刻が多数施された建築物。関東における素木の装飾社殿の極致として価値が高いとされた。

文化審はこのほか、江戸時代から昭和半ばまでの町家や旅館建築が立ち並ぶ港町「美保関」(松江市)を重要伝統的建造物群保存地区に選定することも求めた。全国で130地区となる。

〔写真説明〕文化審議会が民家として初の国宝指定の答申を行った箱木家住宅母屋(神戸市文化スポーツ局提供) 〔写真説明〕文化審議会が民家として初の国宝指定の答申を行った旧古井家住宅(兵庫県姫路市教育委員会提供) 〔写真説明〕文化審議会が重要文化財への指定を答申した氷川神社本殿(同神社提供) 〔写真説明〕文化審議会が重要文化財への指定の答申を行った旧吉村順三別邸(文化庁提供) 〔写真説明〕文化審議会が重要文化財への指定の答申を行った姫埼灯台(文化庁提供) 〔写真説明〕文化審議会が重要文化財への指定の答申を行った禄剛埼灯台(文化庁提供) 〔写真説明〕文化審議会が重要伝統的建造物群保存地区への選定の答申を行った美保関(松江市提供)

2026年05月22日 17時13分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース