JAXA、新型宇宙補給機の運用完了=衛星放出やパネル展開成功



宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、新型宇宙ステーション補給機(HTV―X)1号機を26日深夜に大気圏へ突入させ、運用を完了したと発表した。1号機は南太平洋上で燃え尽きたとみられる。

1号機は昨年10月にH3ロケットで打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届けた後、今年3月から地球周回軌道上で超小型衛星の放出やアンテナ付き軽量パネルの展開実験などを行った。JAXAの伊藤徳政プロジェクトマネジャーはオンラインで記者会見し、「すべて成功し、貴重な技術的知見を得られた」と話した。

HTV―Xは9回打ち上げた「こうのとり」を改良し、ISSから離脱後に長期間、高度を変えながら実験や観測を行えるのが特徴。今回は日本大の超小型衛星「てんこう2」を放出したほか、機体に取り付けた3個の反射器に地上からレーザーを照射して姿勢(向き)の変動を観測。さらに小型平面アンテナ付きの軽量パネルを展開したり、次世代の宇宙用太陽電池を試したりした。

〔写真説明〕国際宇宙ステーション(ISS)から離脱した新型宇宙ステーション補給機(HTV―X)1号機(中央)=3月7日(NASA提供) 〔写真説明〕地球周回軌道上の新型宇宙ステーション補給機(HTV―X)1号機から展開された軽量パネル(機体搭載カメラで撮影)=5月7日(JAXA提供)

2026年05月27日 14時45分


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