
バス・鉄道車両・船舶用シート製造「天龍工業」(富山市)が部品製造を委託した下請け業者への代金を不当に減額したなどとして、公正取引委員会は16日、下請法違反(減額の禁止など)を認定し、再発防止を求める勧告を出した。
公取委によると、天龍工業は2024年11月~25年9月、下請け14社に支払う代金から「調整部品」名目で一定割合を差し引き、計約540万円を不当に減額。遅くとも24年10月以降、部品を長期間発注していないのに、11社に金型など計187個を無償で保管させた。
天龍工業はバス用シートで国内シェア9割を占める。代金減額分は支払いを済ませ、金型などの保管料の支払い手続きも進めているという。「勧告を厳粛に受け止め、法令順守体制を強化し、再発防止に努める」とコメントした。
〔写真説明〕公正取引委員会=東京都港区
2026年07月16日 16時36分