「ここまで浸水するとは」=各地で冠水、帰宅困難者続出―大雨一夜明け、疲労濃く・千葉



記録的な大雨の影響で、千葉県内の各地では道路が冠水するなどし、多くの帰宅困難者が出た。「ここまで浸水するとは」「怖かった」。特別警報が出てから一夜明けた14日、人々は疲れ切った様子で片付けなどに追われた。

県庁は13日夜から帰宅困難者の受け入れを始め、約1700人が避難した。乗っていた電車が大雨の影響で止まったという市原市の40代女性は「5時間ほど車内にいた」とうんざりした様子。同市のアルバイト岩船亜希さん(28)も「3時間しか眠れなかった」とため息をついた。

千葉市内の臨時避難施設にも多くの帰宅困難者が身を寄せた。市原市から来た40代女性は「歩いて帰ろうかと思ったが、川が氾濫していたら困ると思ってやめた」と話した。

大網白里市の「桜ホテル大網店」の林良一支配人によると、13日夜から空室確認の問い合わせが殺到し、30分ほどで満室になったという。「大気が不安定な状態が続くと聞いているので、また同じような被害になるのでは」と懸念した。

千葉市のレストランでは従業員らが清掃作業に追われていた。オーナーの高安朝也さん(48)は「約11年店をやっているが、ここまで浸水するのは初めて」と話す。この日入っていた予約はすべてキャンセルにしたといい、「あすからは営業を再開できると思う」とタオルで汗を拭った。

鎌ケ谷市ではアンダーパスが冠水し、車が水没していた。買い物帰りの60代女性は「自然は怖い。これ以上ひどくならないといいけど」と不安を吐露した。

柏市の50代女性は「夫と息子を迎えに車を出したが、冠水している所もあって怖かった」と話した。千葉市の幕張地区に住む70代女性によると、13日昼すぎから雷と雨がやまなかったといい、「被害はなかったが、初めての経験だった」と驚いていた。同市中央区で営むマッサージ店が床上50センチほど浸水したという男性は「川の近くなので浸水することはあるが、今回は車までだめになってしまった」と声を落とした。

〔写真説明〕大雨で床上浸水し、清掃作業に追われる飲食店=14日午後、千葉市中央区 〔写真説明〕京成松戸線の下を通るアンダーパスが冠水し、水没した車=14日午前、千葉県鎌ケ谷市 〔写真説明〕冠水したJR大網駅周辺=14日午前、千葉県大網白里市(桜ホテル大網店提供) 〔写真説明〕大雨で水没し、「レッカー待ち」の張り紙が掲示された車=14日午後、千葉市中央区

2026年08月14日 17時17分


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