「オーナー」の男、認否留保=カンボジア拠点詐欺―名古屋地裁



カンボジア北西部の町ポイペトを拠点とした特殊詐欺事件で、詐欺グループに出資する「オーナー」だったとして詐欺などの罪に問われた会社役員、佐々木裕介被告(39)の初公判が27日、名古屋地裁(石川貴司裁判官)であった。佐々木被告は「回答は全て弁護人に一任したい」と述べた。弁護人は認否は留保した。

検察側は冒頭陳述で、佐々木被告は遅くとも2024年6月までにポイペトの拠点で、中国人が率いる詐欺グループに加わったと指摘。その後、自身で日本人のかけ子を集め、新たな組織「05グループ」を設立。両グループに日本人のかけ子を送り込み、報酬を決めるなどしていた。

起訴状によると、佐々木被告は昨年2~5月、仲間と共謀し、カンボジアから警察官を装い、茨城県の女性ら2人に電話。マネーロンダリング(資金洗浄)に関与した疑いを晴らすため、指定口座へ振り込みが必要だと偽り、現金計3240万円を詐取したとされる。

〔写真説明〕名古屋地裁=名古屋市中区

2026年10月28日 08時04分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース