チャイルドシート規則見直し議論=6歳以上の使用義務付け検討―有識者会議を設置・警察庁



交通事故による子供の被害を減らすため、警察庁は5日、自動車用チャイルドシートの使用基準拡大を検討する有識者会議を設置すると発表した。道交法上の義務がない6歳以上にも、より大きい子向けのジュニアシートなどの使用を義務付けるか議論する。年内にも提言書を取りまとめる見通しで、同庁は提言を基に法改正を検討する。

自動車のシートベルトはおおむね身長150センチ以上の人の使用を想定。小さな子供がシートを用いずにベルトを締めると、ベルトが胸や腰の正しい位置にかからず、事故の衝撃で首や腹部に食い込んで重傷を負う危険がある。

2024年に福岡市早良区で路線バスと軽乗用車が衝突した事故では、乗用車に乗っていた当時7歳と5歳の女児2人が死亡。どちらもチャイルドシートを使っておらず、シートベルトに腹部を圧迫されたことなどが死亡につながった。

法的な着用義務があるのは6歳未満の幼児だが、日本自動車連盟(JAF)や各自動車メーカーはその後も成長に応じ、チャイルドシートやジュニアシートの使用を推奨。使用の目安も福岡の事故を機に「身長140センチ未満」から「150センチ未満」に見直した。

警察庁も体格に合わせたシート使用について注意喚起してきたが、規制強化を求める声もあり、さらなる対策を検討していた。

〔写真説明〕チャイルドシート(資料写真)

2026年11月05日 10時52分


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