期待に応え、先発初勝利=有望株の20歳右腕木村―プロ野球・ロッテ



ロッテの高卒2年目右腕、木村がベンチの期待に応えた。七回途中を3失点に抑え、先発での初勝利。「重みがある、自分で取った1勝。野手の方に助けられた部分もあるので感謝したい」と一息ついた。

二回まで打者6人で片付ける立ち上がり。三回は先頭への四球から犠飛で先制を許したが、なお2死二塁のピンチで村林を見逃し三振に仕留めた。「ストライク先行で攻めていけた。ゾーンの中で勝負しようと思っていた」。打線は六回につながり、一挙6点で援護。リードを背に、98球を投げた。

茨城・霞ケ浦高からドラフト3位で入団。開幕は中継ぎとして迎えたが、回またぎの登板もこなして力を蓄えてきた。6月17日の阪神戦でプロ初先発。4万2000人の観客が集まった甲子園で4回1失点と力投し、「この中で投げられたのも一つの経験。自分のプラスにしたい」と自信を得ていた。

現役時代、先発と救援の両方で活躍した吉井監督は「どこに投げるかを考えて投げている。自分の2年目のことを考えるとすごい」と称賛。無限の可能性を持つ20歳。近い将来のローテーション入りへ、じっくりと鍛えていく。

【時事通信社】 〔写真説明〕力投するロッテ先発の木村=2日、楽天モバイル 〔写真説明〕2勝目を挙げ、笑顔で撮影に応じるロッテの木村=2日、楽天モバイル

2025年07月02日 22時41分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース