頼もしい佐々木、宮代=ベテラン不在感じさせず―Jリーグ・神戸



神戸はホームで強い姿を見せた。広島との上位対決で白星。2年続けて優勝争いを演じた宿敵にしっかりと勝ち切り、吉田監督は「最後までハードワークをしてくれた。みんなで取った勝ち点」とねぎらった。

縦に速い相手に押し込まれ、後半早々にはポストに救われる幸運もあった。粘り強く耐えると、佐々木と宮代の連係が徐々に流れを生んだ。後半21分の先制点もこの2人が起点。中央で宮代が受けると、ゴール前の佐々木へ。トラップすると落ち着いて浮き球のパス。エリキが決定機を確実に仕留めた。

昨季MVPの武藤が長期離脱。加えて大迫も欠場が続く中、宮代と佐々木が攻撃をけん引。6月21日の川崎戦は、宮代の2得点で勝利をたぐり寄せた。佐々木は「試合を重ねていくうちに力が抜け始めている。メンタルのところが大きい」。勝負どころで結果を出す姿は、頼もしさを増している。

トップを走る鹿島との勝ち点差はわずか1に。5戦負けなしにも、宮代は「目の前の試合に全力を注ぐ。その意識は変えずにいきたい」。成長を続ける王者が、首位の背中を捉えた。

【時事通信社】 〔写真説明〕前半、シュートを放つ神戸の宮代(左)=2日、ノエスタ

2025年07月02日 22時36分


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