阪神の「心臓」支える右腕=石井、平常心で大記録―プロ野球



大記録の懸かるマウンドでも阪神の石井は表情一つ変えなかった。2―0の九回に登板して三つのアウトを全て三振で取り、プロ野球タイ記録の39試合連続無失点を達成。異色の経歴を持つ右腕は「終わって、監督と写真を撮ってもらっている時に実感が湧いた。素直に喜びたい」。

6月上旬に打球が頭部に直撃するアクシデントで離脱したが、7月1日に復帰。失点は4月4日の巨人戦の1点だけと抜群の安定感が光る。今季の目標の一つに定めていた球宴出場を決めた際は「華のある選手がそろう中で(自分が)一番その言葉が似合わない」と謙遜していたものの、存在感の大きさは、名前がアナウンスされた時の歓声が物語っている。

高専から独立リーグを経て入団した28歳。56試合に登板した昨季の経験で、気持ちに余裕ができた。打席での反応などで相手打者を分類して攻め方を模索。「去年より分析ができている。数字としてより良いものが出せている」と手応えを感じつつ、「いろんなことを考えているので、今は通過点」。高みを見据え、満足することはない。

藤川監督が「心臓」と称するほど重視する救援陣。現役時代の指揮官が投じた火の玉ストレートに憧れを抱き、同じ縦じまのユニホームに袖を通した石井が、屋台骨を支えている。

【時事通信社】 〔写真説明〕石井大智選手(球団提供)

2025年08月13日 21時58分


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