
大相撲初場所(来年1月11日初日)の番付編成会議で新十両昇進が決まった一意が26日、佐賀県基山町の木瀬部屋宿舎で記者会見し、「これから1枚でも番付の上に行けるように頑張りたい」と抱負を語った。
日大出身の24歳。幕下最下位格付け出しで初土俵を踏んだ昨年7月の名古屋場所で右膝の靱帯(じんたい)を痛めて途中休場したが、「けがをした後が大事だと思い、くじけずにやっていた」と言う。稽古では持ち味の突き押しを磨き、序ノ口で復帰した今年5月の夏場所から所要4場所で関取の座をつかんだ。
今年の8月には父親を病気で亡くした。「(昇進が)一番の恩返しだと思ってやっていた」。天から見守る父にも吉報を届けた。
【時事通信社】
〔写真説明〕新十両昇進が決まり、笑顔でポーズを取る一意=26日、佐賀県基山町
〔写真説明〕新十両昇進が決まり、師匠の木瀬親方(左)と握手する一意=26日、佐賀県基山町
2025年11月26日 18時02分