
日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長が26日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、将来的な国内都市への五輪招致について、「スポーツの祭典というだけでは、これからの五輪の開催は困難。先を見据えた提案をしなければいけない」と述べた。
五輪は近年の気候変動や財政負担増大を背景に、規模見直しや開催モデルの多様化が議論されている。橋本氏は「30年先、50年先のビジョンを描く大会にしなければ、支持はしていただけない」との認識を示した。
2021年東京大会を巡る汚職・談合事件が明らかになった影響もあり、札幌市への冬季五輪招致が挫折した経緯がある。橋本氏は「(招致を)諦めずに待ってくださる方がいることに、責務と希望を感じている」とも語った。
【時事通信社】
〔写真説明〕日本外国特派員協会で記者会見する日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長=26日、東京都千代田区
2025年11月26日 18時07分