木瀬親方を降格処分=弟子の暴力事案受け―相撲協会



日本相撲協会は25日、木瀬部屋で暴力事案があり、同日付で師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)を委員から無役の年寄へ2階級降格とする処分を科したと発表した。暴力を振るった力士は引退届を提出し、受理された。

相撲協会のコンプライアンス委員会が調査し、11月7日に財布から現金を盗まれたことに激高した幕下以下の力士が、同部屋の幕下以下力士の顔面を5~6回殴打したことが分かった。加害力士には常習性があったと認定された。

木瀬親方は、被害力士にも落ち度があるなどと判断して協会に報告せず、監督義務と報告義務の違反と判断された。木瀬部屋を巡っては、2010年に師匠が暴力団との関係を取り沙汰されて部屋閉鎖(12年に解除)となり、22年には所属力士が違法賭博をしたとして処分を受けている。

【時事通信社】

2025年12月25日 16時44分

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