スキージャンプの伊藤有希、情熱胸に=悲願のメダルなるか―五輪・集大成のベテラン



ノルディックスキー・ジャンプ女子の伊藤有希(31)=土屋ホーム=は「ビッグゲームの雰囲気が大好き」と言う。五輪では、過去に出場した3大会で届かなかったメダル獲得が目標。尽きない情熱を胸に、ミラノ・コルティナ大会の舞台に立つ。

所属先の監督も兼ねる葛西紀明ら多くのジャンプ選手を生んだ北海道下川町出身。二つ年下の高梨沙羅(クラレ)と共に長年日本チームをけん引してきた。ワールドカップ(W杯)には女子大会が始まった2011~12年シーズンから出場し通算9勝。世界選手権でも計5個のメダルを手にしている。五輪では女子種目初実施の14年ソチ大会で7位、18年平昌大会は9位。前回北京大会は個人13位、混合団体は4位で惜しくも表彰台を逃した。

今季はオフに下半身のウエートトレーニングを増やすなど、これまで行ってこなかった肉体改造に着手。飛び出しの精度向上に好感触を得た。W杯開幕戦(ノルウェー・リレハンメル)は混合団体で日本の12季ぶり優勝の原動力となり、個人でも2戦連続トップ10入り。その後は「伸び悩んでいる」とこぼしたように、成績が伴わず苦しんだが、諦めず助走の滑りの改善に取り組み続ける。

会心の飛躍には、「ジャンプ台と一体となって飛んでいく感じがある」という。葛西譲りの空中姿勢の巧みさを強みに、その感覚を思い起こしながら悲願達成に挑む。

【時事通信社】 〔写真説明〕ワールドカップでの伊藤の飛躍=2025年12月20日、スイス・エンゲルベルク(EPA時事) 〔写真説明〕ワールドカップでの飛躍後の伊藤有希=2025年12月12日、ドイツ・クリンゲンタール(AFP時事)

2026年01月20日 07時07分


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