北欧で支え合った4年間=攻守の大黒柱「床」姉妹―アイスホッケー女子〔ミラノ・コルティナ五輪〕



アイスホッケー日本女子のDF人里(旧姓・床)亜矢可(31)と妹のFW床秦留可(28)は攻守の大黒柱として五輪に臨んだ。2022年北京五輪後から共にスウェーデンリーグのリンシェピングでプレーし、4年間支え合った姉妹。秦留可は大けがを乗り越え、3大会連続で一緒に夢舞台に立ったが、1次リーグ突破はならなかった。

父は元日本代表選手のアイスホッケー一家。姉妹は東京で生まれ、北海道釧路市で育った。歩みは常に一緒だったわけではない。14年ソチ五輪は亜矢可だけが代表入り。「次は一緒に行こう」。姉は妹に声を掛けた。

北京五輪で日本は初めて準々決勝に進出したものの、フィンランドに大敗を喫した。亜矢可はかつてないほどの悔しさが込み上げ、成長を求めて海外挑戦を決意。新型コロナウイルス禍の前にリンシェピングに在籍経験があった秦留可と共に入団が決まった。

ボディーチェック(体当たり)が認められているスウェーデンで各国代表選手と日々対戦し、フィジカルを強化。しかし、秦留可は24年10月に右膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂し、五輪出場が危ぶまれた。

昨年2月の五輪最終予選。秦留可はメッセージカードで亜矢可に思いを託した。「五輪で頑張りたいから(出場を)決めてきて」。姉は五輪切符をつかみ、「待っているね」と励ました。妹は苦難の時期を経て、昨年10月にリンクに戻った。

五輪で目標に掲げた4強以上は遠かった。秦留可は「復帰して五輪に出られて、サポートしてくれた皆さんに感謝したい。でも、ふがいない気持ちでいっぱい」。不本意な結果に目を潤ませた。

【時事通信社】 〔写真説明〕アイスホッケー女子1次リーグのイタリア戦でプレーする人里亜矢可(右)。左手前は床秦留可=9日、ミラノ郊外 〔写真説明〕アイスホッケー女子1次リーグのイタリア戦でプレーする床秦留可(右端)。同2人目は人里亜矢可=9日、ミラノ郊外

2026年02月12日 14時37分


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